身近な地域を実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。新しい年を迎え、引き続き伊賀地域各地のさまざまな表情をご紹介できればと考えています。今回は、伊賀市の依那古地区の東部を歩く約7キロのコースです。(取材・山岡博輝)【写真1枚目 うっすらと雪化粧した玉瀧西部の農村】

 うっすらと積雪のあった1月27日、午前10時すぎに玉滝神社をスタート。境内にある手水は寒さで氷結しています。誰も踏んでいない雪の上を歩くには怖さはありますが、踏みしめた時のギュッという感触は気持ち良いものでもあります。
 
 神社南側の道を歩きだすと、少し陽光が差し始め、時折まぶしいほどに。右手に民家が数軒見えてきたところで西に進路を変え、坂を上がっていきます。道路は雪が解けているところが多いものの、日陰は足を滑らせると危ないほどです。
 
 慎重に信号交差点に出て県道を渡ると、今度は下りに。広い道は向かい風も強く、上り坂でかいた汗が瞬時に引いていきます。再び上りとなり、玉瀧禅寺の正面へ。県道を西へ進み、小学校の坂の下には昨秋の台風で崩落した箇所が依然あり、被害の大きさを物語っています。
【写真2枚目 小学校近くの畑で見掛けたハクサイの列には北側だけ雪が残っていた】
 
 路肩に吹き寄せられたドングリを踏みしめ、信号を右手へ。水面が一部凍った池がキラキラと幻想的。道路端の畑には寒さと雪でやられたのか、少し色の変わったハクサイが並んでいました。
【写真3枚目 強い風で路肩に吹き寄せられたドングリ】
 
 小学校の入口近くから北に折れ、民家の塀に挟まれた道を下っていくと、真っ白に染まった山肌が遠くに連なっていました。上りで疲れた足が、今度は滑る下り坂に悲鳴を上げようとしていましたが、なんとか少しずつ確実に歩を進めます。
 
 細い川を渡るころには雪模様となり、寒さが体を包み始めます。玉瀧の中心部から再び北側の集落へと歩み入り、ふと振り返ると小学校の白い建物が正面に見えました。さきほど歩いた場所も今いる場所も、自分が思ったより高い位置にあることが分かりました。
【写真4枚目 複雑に伸びた柿の木の枝に目を引かれる】
 
 日陰の坂道を下り、雪化粧した神社の姿を垣間見ながら県道交差点へ。出発から2時間余り、午後0時15分に玉滝神社へ帰ってきました。歩数計は1万1093歩でした。
 
 以前も同じ阿山地区で雪景色を求めて歩いたことがありました。この時期にしか見られない風景ではありますが、出掛ける際には足元や体調管理にくれぐれも気を付け、無理のないウォーキングを心掛けてください。
 
 
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