180207_11.jpg  名張市矢川の矢川環境保全会が、農村の景観形成に地域ぐるみで取り組んでいるとして、「多面的機能の維持・発揮活動?第10回みえのつどい」で農村環境部門の優秀賞を受賞した。


 同つどいは、県内で活動している約680団体の環境保全組織の啓発と交流を目的に「農村環境」「施設」など5部門で毎年優秀活動組織を表彰している。昨年12月16日、津市の総合文化センターで開かれた。

 矢川地区は全戸数が83戸の小規模集落で、平均年齢が59歳と高齢化が顕著。これからの地域づくりのためには、非農家も含めて全住民が参画して農道、水路、池の整備や獣害対策など多面的に取り組む必要があることから、10年前に保全会が発足した。

 ここ数年、特に力を入れているのは環境美化。5年ほど前から延長約500㍍の農道法面に、住民が1本1本シバザクラを植栽してきた。今では満開を迎える3月になると、赤、ピンク、紫、白の花のじゅうたんが敷き詰められ、沿道を走る近鉄電車の乗客や観光客の人気スポットになっているという。また、専門家の指導を受けながら、水路や河川にホタルが乱舞する「ホタルの里」づくりにも取り組んでいる。

 一昨年から同保全会の代表を務める松本任生さん(68)は「年2回、住民がそれぞれプランターを持ち寄り、季節の花を植栽して軒先に置く『花いっぱい運動』も定着しています。今後も更に活動の幅を広げ、地域の魅力アップを図っていきたい」と話している。

 昨年の同つどいでは他に、伊賀市の大野木環境保全会がコミュニティ部門で優秀賞を受賞している。

2018年1月27日付716号20面から