180124_11.jpg 懐かしい響きと琉球の風を伊賀へ。日本独特の楽器に触れ、伝統文化の魅力を感じてもらう、伊賀市文化都市協会の「楽器体験シリーズ」で沖縄の伝統楽器「三線」を学んでいる20人の受講生が、1月28日に迫った発表会に向け、練習を重ねている。【練習に打ち込む受講生=伊賀市川合で】


 2011年の津軽三味線に始まり、篠笛、二胡に続く第4弾として、前年度に続き昨年11月から開講。市内や近隣の小学生から70代まで20人が月に2回、県内外で津軽三味線や三線、民謡などの教室を開く加藤訓峯さん(訓峯会会主)から指導を受けている。

 通常、三線の楽譜は縦書きが多いが、加藤さんは分かりやすいよう横書きに書き直したものを使用。弾きながら歌う難しさにつまずかないよう、「まずは歌うこと、弾くことのどちらかを完成させましょう」と導く。個別の指導では、加藤さんが手でリズムを取りながらテンポを調整するなどし、皆が新しいことができるようになる喜びを味わっている。

 沖縄県西原町出身で伊賀に住んで28年、「昔は当たり前にあった三線の響きが、今となっては懐かしい音色」という伊賀市荒木の長崎道代さん(59)は、昨年1月の演奏会も観覧した。ようやく自分の楽しみの時間が作れるようになり、念願かなっての受講となった。「少しでもきちんと弾いて歌えるように」と気を引き締めている。

 演奏会「琉球の三線×津軽の三味線」は1月28日午後2時から、伊賀市川合のあやま文化センターさんさんホールで。入場料500円で全席自由。最初に受講生が「安里屋ユンタ」「十九の春」「童神」の3曲を演奏する。その後、前回の受講者の演奏に続き、訓峯会と日本舞踊藤間流藤章会のメンバーが演奏を披露する。

 問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

2018年1月13日付715号3面から