新年あけましておめでとうございます。皆さまには、輝かしい新年をお迎えのこととお喜びを申し上げます。平素は、警察活動全般にわたり、深いご理解とご協力を頂き誠にありがとうございます。


 さて、昨年の治安情勢についてご説明します。三重県内の刑法犯の認知件数は、2002年をピークに減少を続けていますが、名張警察署管内の刑法犯の認知件数は、16年から増加傾向にありまして、昨年は、自転車盗や置き引きなどの窃盗犯は減少しましたが、暴行や傷害などの粗暴犯、電子マネーを悪用した特殊詐欺を始めとする知能犯などが増加し、被害の未然防止のための取り組みを進めていく必要があります。

 一方、交通事故の発生状況は、交通事故総件数や人身事故件数は減少していたのですが、飲酒運転に絡む死亡事故が発生したこともあり、死者数は前年より増加しました。

 また、高齢者が当事者となる人身事故が多数発生しており、悪質・危険違反の根絶と高齢者の事故防止が課題となっています。

 こうした情勢のなか、皆さまに「安全・安心」を体感して頂くために、街頭活動を強化して「身近な犯罪の抑止」や「交通死亡事故等の抑止」を図るなど、署員が一丸となって全力を尽くす所存でございますので、昨年同様のご支援とご協力を頂きますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆さまにとりまして、幸多い年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

2018年1月13日付715号22面から

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