180116_11.jpg 伊賀市出身の千代の国関(27)=本名澤田憲輝さん、九重部屋所属=が年末に帰省し、母校の恩師や友人、関係者が集う激励会に参加した。西前頭七枚目で臨む1月14日(日)が初日の大相撲初場所(東京・両国国技館)を前に「日々最善を尽くし、相撲と向き合って三役をもぎ取りたい」と力強く語った。【柔道部の後輩から花束を受け取る千代の国関=名張市で】


 昨年12月30日に名張市鴻之台の焼き肉レストランであった激励会には市立北中学校柔道部の生徒や卒業生、保護者ら約50人が参加。2005年度に主将を務めた千代の国関を囲み、旧交を温めた。

 千代の国関は昨年4月に入籍。自己最高位となる東前頭筆頭で土俵に上がった五月場所では横綱鶴竜から初金星を挙げ、1年を通じて幕内を維持した。

 今年で初土俵から13年目。上位陣との取組では「(昨年は)力不足で跳ね返されたが、たくさん貴重な体験をした」と振り返り、過去にも度重なるけがを乗り越え三段目から再入幕を果たしたように、今年は持ち味の強い気持ちで更なる高みを目指す覚悟だ。

 柔道部顧問の濱野博臣主幹教諭が千代の国関と再会するのは1年ぶり。激励会で現主将の2年生、大上拓馬君(13)から花束を受け取る様子を見守りながら「思い切った相撲で後輩たちに頑張っている姿を見せてほしい」と、角界に進んだ教え子の活躍を期待した。

2018年1月15日付715号20面から

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