台風21号の大雨により一部区画が地滑りした名張市下比奈知の東山墓園について、同市は10月25日、被害が判明した後に崩落箇所へ立ち入る使用者が後を絶たないため、二次被害を防ぐ目的で、墓地全体を同30日まで立入禁止とした。

 地滑りがあったのは、第1期墓地北西の約1200平方メートル。市では被害が分かった23日に第1期墓地の入口へ看板などを設置した他、25日には規制線も新たに設け、注意喚起のため墓地入口に職員も配置した。被害に遭った約170区画とその周辺の使用者約400人には、訪問を控えるよう求める文書も同日付で送付した。状況によっては禁止期間の延長も検討するという。
 市地域環境部の田中明子部長は「復旧に向けて県や国と協議し、対応を急いでいる。心配される気持ちは分かるが、地盤の緩みで新たな被害に遭う危険性もある。何よりも安全を優先してほしい」と話した。