171019_11.jpg 夜間に白い大輪を咲かせることで知られるサボテン科の植物「月下美人」。名張市南町の自営業、坂本重信さん(79)方では、早朝に15輪が満開に。初めてのことに驚きながらも、辺りに香る華やかな香りを楽しんだ。【月下美人を見守る坂本さん=名張市南町で】


 17年前、近くの住民から挿し木して分けてもらい、独自の肥料を与え、室内で越冬させるなど、手塩にかけて育ててきた。開花数も年々増え、9月末にも25輪が咲いたという。

 花が咲いたのは10月5日の早朝。中秋の名月だった前夜は花びらが覗くつぼみに期待を込め、午後11時ごろまで鑑賞したが、開花せず。「奇麗に咲いてや」と声を掛けて寝たところ、満開の花が咲いたという。満月の日には開花も多いそうで、見上げた月が印象的だった坂本さんは「月の光を浴びたのが良かったんかな」とニッコリ。

2017年10月14日付709号2面から

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