171006_12.jpg 名張市の初瀬街道沿いに出店が立ち並ぶ「隠街道市」が10月7、8の両日、名張地区の旧町と呼ばれる一帯で開かれる。今年は出店や出し物だけでなく、子どもも楽しめる内容で、実行委員会の竹原サヨコ実行委員長は「多くの世代に楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛けている。【来場を呼び掛ける竹原実行委員長=名張市で】


 名張地区まちづくり推進協議会が主催。2日間を前夜祭と本祭りに分けた昨年の形式を引き継いで、宵宮では市内の伝統芸能などの鑑賞、体験を中心に企画。本祭りでは地元産野菜や手作り小物の販売、飲食など約70店が街道沿いに出店する。

 前夜祭は7日午後6時から同9時。同市平尾の宇流冨志禰神社を会場に、夏見雅楽会の雅楽演奏、名張能楽振興会の仕舞披露などがある。観世流能楽師による能楽ワークショップでは、来場者への謡曲指導や観能。南町神事講獅子神楽保存会の獅子舞披露がある。

 8日の本祭りは午前9時半から午後4時。イベント会場となる市総合福祉センターふれあい(丸之内)、サンロード周辺(上本町)、妙典寺会館前の本町通り、やなせ宿(新町)では、地元アマチュアミュージシャンのライブや国際文化交流などの催しがある。

 ふれあいの会場では、ご当地キャラ「ひやわん」によるライブ、通常の30倍から50倍の大きさで作った巨大和菓子の展示があり、午後15時から来場者に振る舞われる。やなせ宿では防災にちなんだチャリティーライブや消防車、災害救援車を展示。子ども向けのイベントも各会場で設けられ、本町通りではミニSLの乗車体験とローカルヒーローショー、サンロード周辺ではミニゲーム屋台などがある。

 問い合わせは名張市民センター内の同協議会(0595・64・2605)へ。

2017年9月23日付708号27面から

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