伊賀市教育委員会は9月19日、「(仮称)長田・新居小学校」(同市西高倉)の新校舎に設置予定だった教職員用のシャワートイレについて、取り止める考えを市議会定例会の決算常任委員会で明らかにした。

 田中覚議員(無会派)から「市内小中学校の児童生徒用はシャワートイレが標準で設置しているのか」との質疑に対し、教育総務課が「設置していない」と答弁。教職員用を優先する方針をただすと、児玉泰清教育次長が「見直したい」と設置計画を撤回した。
 市教委は、改修が必要だった市立青山中学校(同阿保)と緑ヶ丘中学校(緑ヶ丘本町)の生徒用トイレを洋式化したが、シャワー付きの便座は設置しなかった。
市は今定例会に同小新校舎建設工事の請負契約を7億4736万円で締結する議案を提出している。
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