名張市は男女共同参画社会の実現に向けた働き方改革の一環として、事業所での仕事と家庭の両立や女性の活躍を重点的に推し進める「まちじゅう元気! イクボス宣言 なばり」の取り組みを始める。市内の事業所に賛同を募り、9月22日に開く合同宣言式で亀井利克市長とともに宣言し、ともに市内外へアピールしてもらう。

 イクボスは部下の仕事と家庭の両立を応援し、業績の向上も目指した職場環境整備に自らも率先して取り組む上司のこと。宣言を機に女性の活躍推進や育児、介護休暇の取得促進など、働きやすい職場環境づくりを進めてもらう。
 今年3月に「第2次名張市男女共同参画基本計画」を策定したことから、共働きによる社会状況の変化を踏まえ、市内全体での働き方を見直す機運を盛り立てたいと宣言を決めた。県内では2015年の県の宣言を皮切りに、松阪市や四日市市、伊賀市、桑名市が取り組んでいる。
 宣言の参加事業所は市のホームページに掲載し、取り組み事例を紹介する他、市から活動の情報を発信する。参加希望事業所は、任意の書式でイクボス宣言文を作成し、市のホームページで配布する参加申し込み用紙に必要事項を記入して市人権・男女共同参画推進室宛てに持参かファクス(0595・63・4677)して申し込む。宣言文は合同宣言式会場と、式後も庁内ロビーに1か月間掲示する。
 市では市内事業所を訪問して参加を呼び掛けており、23日現在で15事業所が参加の意思を示しているという。また、市でも職員の意識改革や休暇取得促進、業務改善や時間外勤務の縮減に取り組む。
 合同宣言式は午後2時から同4時まで、名張市役所1階の大会議室で。市長のイクボス宣言後、事業所の代表者にも宣言してもらう。イクボスの普及推進に取り組むNPO法人「ファザーリングジャパン」(東京都)の安藤哲也代表による養成講座もある。
 同室の奥西邦生係長は「介護休暇や育児休暇制度があるけれど言い出せずに取得できないなど、職場の雰囲気を変えていく機運にしたい。多くの事業所に参加していただき、名張をアピールしてもらえたら」と話している。
 問い合わせは同室(0595・63・7559)へ。