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 終戦記念日の8月15日、戦没者を弔う「平和の集い」が、アメリカの爆撃機B29の墜落現場である名張市青蓮寺の山中や近くの地蔵院青蓮寺で開かれた。地区住民ら約100人が参加し、献花や平和の鐘をつくなどして国際社会の平和を願った。【B29墜落現場の石標に献花する参加者=名張市青蓮寺で】

 同寺や市宗教者連帯会、名張ユネスコ協会が主催し、2006年から続けている。戦没者をしのび、平和の尊さを後世に引き継ぎたいと始めた。
 「平和の祈り」と題した第1部は墜落現場で開かれ、主催者代表で同寺の耕野一仁住職が「搭乗員、犠牲となった日本の若者やその家族の心中を察するとき、戦争を憎み平和の大切さを後世に伝えることをお約束します。安らかにお眠りください」と追悼した。続いて日米両国の国家などのバイオリン演奏が響くなか、アメリカ兵11人の名前が刻まれた石標の前で参加者たち一人ひとりが献花した。
 寺に場所を移して開かれた第2部の平和の「集い」では、名古屋米国領事館のゲーリー・シェイファー首席領事からのメッセージが披露された他、地区に住む栢本茂男さん(81)が小学3年で経験した自身の戦争体験を話した。その後も平和の象徴である鳩を放ったり、境内の鐘を打ち鳴らしたりして平和を祈った。