17711_1.jpg 夏の交通安全県民運動の出動式が7月11日、伊賀市阿保の市青山支所前駐車場で開かれた。行政や交通関係団体の約100人が参加し、期間中の交通事故防止を誓うなどして安全意識を高めた。運動期間は20日までの10日間。【後藤署長の前で交通安全宣言をする坂下会長=伊賀市阿保で】 

 期間中は▼子どもと高齢者の交通事故防止▼全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの着用徹底▼飲酒運転の根絶▼自転車の安全利用の推進の4項目を重点的に取り組み、取り締まりや啓発を強化する。
 式で名張署の後藤善信署長は「夏本番を迎え、開放感や暑さによる疲労感に加え、子どもたちにとっても夏休みが間近に控えるなど、交通事故の増加が心配される時期」として、地域や家庭での交通安全への協力を参加者に呼び掛けた。
 交通安全宣言では地元の青山老人クラブ連合会の坂下脩司会長が「交通ルールを順守するのはもちろん、正しい交通マナーの実践と交通事故防止に努め、他の高齢者の模範となるように努力します」と述べ、4項目の徹底を誓った。
 同署によると、10日時点での管内の交通事故件数は1221件(昨年同期比26件増)。うち物損事故は1111件(同28件増)、人身事故は110件(同2件減)あり、交通事故死者数は3人(同1人増)となっている。

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 同市上野丸之内の上野市駅前広場でも出動式があり、関係者ら約180人が参加。警察官と同じ制服を着た市立桃青の丘幼稚園に通う園児10人が「道路に飛び出しません」「車に乗るときはチャイルドシートに座ります」などと、父母に向けたメッセージを元気よく発表した=右写真。
 伊賀署がまとめた今年1月から7月10日までに発生した管内の交通事故は総数1437件(前年同期比83件増)で、うち人身事故は109件(同45件減)。死者は2人(同1人増)、負傷者は133人(同57人減)だった。
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