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 伊賀署で6月28日、特殊詐欺撲滅員の委嘱状交付式があった。被害の未然防止が目的で、地区の代表者らが警察と連携して高齢者を中心に広報啓発や被害防止に取り組む。【藤井署長から委嘱状を受け取る撲滅員の住民男性(右)=伊賀市四十九町で】

 2013年に発足し、今年で5年目。任期は1年で、管内の交番2か所と駐在所10か所が管轄する地域から、地区市民センター長や会社員ら新任1人を含む男女14人が特殊詐欺撲滅員に委嘱された。
 同署によると、管内では昨年1月から今年5月までの間は特殊詐欺の認知件数はゼロだったが、今月に入って2件発生。70代と90代の女性がキャッシュカードをだまし取られ、コンビニのATMから現金計約330万円が引き出される被害に遭った。
 藤井淳夫署長はあいさつで「手口は時に応じて捜査をかわすように変化、巧妙化している。架空請求詐欺もその一つ。連携を図りながら広報啓発に取り組んで頂きたい」と協力を求めた。
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