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 伊賀署は6月15日、詐欺に遭いそうな客に声を掛けて未然に被害を防いだとしてローソン三重支店(鈴鹿市)の店舗指導員、中村貴志さん(39)に感謝状を贈った。インターネットを通じたワンクリック詐欺の未遂事件として捜査している。【感謝状を受け取る中村さん(右)=伊賀市四十九町で】

 同署によると、5月16日午後4時30分ごろ、プリペイドカード式の電子マネーを購入するため、伊賀市に住む60代の男性が同市小田町のローソン小田店に来店。居合わせた中村さんが男性の慣れない様子を見て声を掛け、詐欺の可能性があると判断、警察に相談するよう促して被害を未然に防いだ。
 男性が警察に説明した話では、閲覧していた動画サイトの画面が突然切り替わり、年会費として30万円を要求されたという。怖くなって表示された番号に電話を掛け「金がない」と伝えると「登録料として1万2000円分のプリペイド型電子マネーで払え」と言われたらしい。
 藤井淳夫署長は贈呈式で「声掛けによって最後の水際で被害を防ぐことができた。非常にありがたい。更に市民一人ひとりが犯罪被害に遭わないよう抵抗力をつけてもらえたら」と礼を述べた。中村さんは「被害に遭わなくてよかった。加盟店にも今後指導していきたい」と話した。