6月8日午後3時ごろ、伊賀市内に住む90代の無職女性がキャッシュカード1枚をだまし取られ、口座から100万円を引き出される被害に遭ったと伊賀署が発表した。特殊詐欺事件として捜査をしている。

 発表によると、同日午後1時ごろ、女性宅に市役所職員を名乗る男から「口座に医療保険料を入金しなければならないが、まだ手続きが完了していない」と電話があった。その後、信用金庫の職員を名乗る男が電話で「滞っていた入金手続きが完了した。原因はカードが使用不能になっていたためで、交換する必要がある。別の担当者が受け取りにいく」といい、自宅の住所とカードの暗証番号を伝え、訪れた男にカードを手渡したという。
 女性は一人暮らしで、カードを渡したことを聞いた近くに住む息子が信金に確認し、事件が発覚した。女性宅に男が来てから約30分の間に、市内のコンビニエンスストアにあるATM(現金自動預け払い機)から2回に分けて現金100万円が引き出されていた。
 女性宅にきた男は30代ぐらいで、身長が約170センチの細身。黒色のスーツ姿に黒色のビジネスバッグと傘を持っていたという。
 同署管内で発生した特殊詐欺事件の被害は、2015年に7件計約2500万円あったが、それ以降は被害で出ていなかった。