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 リビングに造り付けた大型水槽の中を悠然と泳ぐ淡水エイやアロワナの数々・・・・・・.。伊賀市千歳の会社員、中野善章さん(32)は水生生物の愛好家「アクアリスト」。大好きなエイの姿に癒やされながら家族3人で暮らしている。【桃花ちゃんを抱いて水槽前に立つ中野さん=伊賀市で】

 中学生の時に熱帯魚を飼ったのがきっかけ。高校を卒業すると大型の古代魚アロワナ7匹を飼い始めた。十数年前、水槽を買い替えるために立ち寄ったペットショップで淡水エイの飼育に詳しい愛好家に出会ったのを機に、エイへの情熱が加速。水槽の重さに耐えられるよう当時住んでいた実家の応接間の床を補強し、本格的にエイの飼育を始めた。

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 中野さんが飼うのは「ダイヤモンドポルカドットスティングレイ」=写真2枚目=と呼ばれる種類で、幾何学的な模様が特徴だ。3年前に初めて子どもが誕生した時のうれしさは忘れられないという。
 2年前に妻の栄里さん(31)と結婚、昨年には長女の桃花ちゃん(1つ)が誕生したことから実家近くに自宅の新築を決意。その時、かねてからの夢だったリビングの壁に幅3メートル、高さ1メートル、奥行1メートル、3トン入る大型水槽を造り付けた。
 現在、この水槽には6匹のエイの他、アロワナなど4匹の観賞魚が泳いでおり、水槽を挟んだ反対側の部屋にある大型水槽には最近生まれたエイの赤ちゃん15匹が生育中だ。
 毎日、カルキを抜いた水をこまめに替えるという中野さん。冷凍のキビナゴやナマズの切り身などの餌を1日2、3回与える。水温も30度に保たなければならず、エイの赤ちゃんがいる部屋の室温も30度に保つため、温度管理には気を使う。水替えの時には、水があふれて新居が水浸しになったことも何度かあるそうで、「奥さんの協力あってこそ」と中野さん。
 栄里さんは「エイと暮らすことになるなんて思っていなかったけど、水の音は癒やされるし、娘も魚を見て楽しそう。夜、電気を消して水槽の電気だけ点けると、幻想的でなんとも言えない、いい感じ」とほほ笑む。中野さんも「水槽に近づくと寄ってくるし、上ってバシャバシャしたりして泳いでいるのを見ているのはとても可愛い」とニッコリ。
2017年6月10日付701号1面より