伊賀市議会の「賑わい・まちづくり政策会議」(岩田佐俊座長)は6月5日、市役所移転後の現庁舎を図書館やカフェ、国際忍者研究センターなどの複合施設に改修する行政案に対する意見を集約し、空森栄幸議長に提出した。

 集約した意見は無記名で、賛否両方あった。12人のうち1人は未提出だった。「賑わい創出のための現庁舎地に必要と考える機能」との設問では、行政案に賛同する議員が「リノベーションにより、人をひきつける街づくりにもつながる」との理由を挙げた。
 「公共団体が施設整備して成功した事例は少ない」と反対した議員は庁舎を解体してPFI事業で民間資金や経営・技術的能力を生かしたにぎわいづくりを提案した。もう一つの項目は「行政案に対する意見」で、10人が意見を出した。
 政策会議は5月に4回開催し、12日には中心市街地推進課など担当課に出席を求め議論した。質疑の内容は、公募で決定するカフェが、1業者に限定した来館者予想や経済効果額の試算を示し、矛盾点への疑問が上がった▼議員の指摘で経済効果額が修正された▼改修費用として示した18・5億円以内での整備可否に確たる回答が得られなかった、などとして「行政案のぜい弱さが浮き彫りになった」と報告した。
 市は6月定例会に現庁舎の改修経費5736万円を盛り込んだ補正予算を提出。議会は14年12月と16年9月、今年2月の定例会で否決または修正削除している