170424_11.jpg 青山高原の山腹に位置し、「奥山の権現さん」の名で親しまれる伊賀市勝地の奥山愛宕神社(内保隆幸宮司)で4月24日、恒例の春大祭があり、崇敬者や井元住民ら約100人が集まった。【餅まきの様子=伊賀市勝地で】 youtube.jpg

 同神社は江戸時代の初め、藤堂高虎が伊勢・伊賀に転封となった際に創建したと伝わる。本殿は林道から急な参道を上ったところにあり、周囲は県天然記念物のブナ林に囲まれ、ハイカーなども訪れる。2013年9月の台風災害で拝殿や参道が損壊するなど大きな被害を受けたが、地元住民らが復興に尽力した。

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 この日は午前9時すぎから、神社入り口にある拝殿で崇敬者や参拝者らが祈とうを受けた後、同10時30分からの餅まきでは、計約60キロの紅白餅を求めて参拝者らが手を伸ばした。勝地区の辻本角義区長(65)は集まった人たちへ「4年前の大雨で神社が大きな被害を受けた後も、皆さんのご奉仕によって再び祭典を行うことができている」と感謝を伝えた。



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