名張市は同市神屋の旧国津小学校の跡地利用策として、新たにワイナリー(ワイン醸造所)に改修すると発表した。2018年7月から施設の運用を開始し、年間約6000リットルの名張産ワインの生産を見込む。

 2月21日の市議会全員協議会で示した。ワイナリーは市の特産品であるブドウのブランド化や販路拡大などが目的。校舎1階をワインの保管庫や醸造施設にし、2、3階はオフィスや食品加工ができる施設として整備する。
 6次産業化を推進する拠点としても位置づけており、国の地方創生拠点整備事業の採択を受けた。改修費など8563万円を16年度補正予算に計上し、17年度に繰り越して実施する。
 名張産ワインづくりの計画を進める名張商工会議所が、市に協力を要請。ワイナリーは会員らで経営事業体を設立し運営するといい、賃貸借契約を結ぶ予定。同年10月にはワインの販売が可能になるという。年間収益は1200万円を見込んでいる。
 旧国津小校舎の企業誘致を巡っては、入居する食品卸業者が賃料を支払わないことから、昨年11月に市が契約解除を通知。業者側は契約解除と4月末の退去を了承している一方、退去と賃料の支払いを4月まで猶予するよう求め、現在も校舎で事業を展開している。