170216_10.jpg 県立名張西高校と名張青峰高校で2月16日、合同で開催するのは最初で最後となる校内マラソン大会が開かれた。1、2年生の生徒たちは教員や保護者らの温かい声援を受け、一生懸命走り抜いた。【勢いよく駆けだす生徒たち=名張市百合が丘で】

 開会式で、名張西高校2年の伊藤祐太君と名張青峰高校1年の福森凛花さんが加藤幸弘校長に「自分たちのベストを尽くす」と選手宣誓した。生徒約450人は、学校後門をスタート地点に、近くの青蓮寺湖を周回するコースを男子10・5キロ、女子7・2キロにわたって走った。
 約37分後、2年生の伊藤君を皮切りに生徒たちがゴール。応援に駆け付けた保護者たちもねぎらいの言葉を掛けていた。男子の部で優勝した伊藤君は「最後の大会なので1位になってうれしい。この経験を今後に生かしていきたい」と語った。
 2年生の保護者で伊賀市の吉田佐知子さんは「マラソン大会ができる環境があることは子どもにとってとても恵まれたこと。これからも大会が続けていってもらえれば」と話した。
 加藤校長は「大会を通じて生徒が互いに声を掛け合い、協力して頑張ることの大切さを身に付けてもらえれば」と話した。
 名張西高校は、2016年4月に同校と名張桔梗が丘高校が統合した名張青峰高校が開校したことを受け、生徒募集を停止。18年3月に閉校を予定している。
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