170208_10.jpg 伊賀地域の林業の活性化について考える講演会が2月8日、伊賀市ゆめが丘1丁目のゆめテクノ伊賀で開かれた。京都大学フィールド科学教育研究センターの長谷川尚史准教授が「林業イノベーション~森のめぐみを地域の力に~」と題し講演し、市民ら約50人が参加した。【これからの林業について話をする長谷川准教授=伊賀市ゆめが丘で】

 同市の布引地域住民自治協議会(福岡政憲会長)が、毎年実施している。今年は阿波地域と柘植地域の住民自治協議会と協力して開催し、同市や名張市、伊賀森林組合も後援した。
 長谷川准教授は、和歌山県有田川町の和歌山研究林で、森林の育成などについて研究している。この日は、林業の現状と今後の役割、地域の活性化につなげるために必要な考え方などについて話をした。
 この中で、林業を継続していくために、搬出や流通などの費用を下げる一方で、6次産業化などにより付加価値を上げることの重要性を強調。実現に必要なこととして長谷川准教授は「イノベーションの方向性を地域で共有し、地域の特徴を生かした挑戦をすることが大切だ」と訴えた。
 同自治協の福岡会長は「伊賀地域の山林が抱える課題について、地域を超えて考えるきっかけにつなげてもらえれば」と話している。