身近な地域を記者が実際に歩いて巡る「てくてく歩記」。今回は、名張市の近鉄桔梗が丘駅から北方に歩いて戻ってくる約6キロのコースです。(取材・山岡博輝)【1枚目の写真 桔梗が丘西から東田原方面への道】

 薄曇りの2月6日、午前10時に桔梗が丘駅西口を出発し、まずは桔梗が丘西の住宅地へ。坂を上り、上の方に行くほど新しい家が多いようです。坂の上から住宅地を見渡し、こども支援センターかがやき付近から北に折れて上りきると、グラウンドで中学生たちが野球の練習に汗を流していました。

 住宅地が途切れると景色が急に変わり、林の中へ。工場裏の大きな池では白い大きなサギが羽を休め、カフェ裏の池にはたくさんのカモがいました。さつき台の住宅地が左手に見え、今度は農村の趣になりますが、昔ながらの民家越しに、工場や集合住宅などが並ぶ風景が続きます。
 
 右手に見えた小さな神社に立ち寄り、更に北へ。なぜかこの道では、ウォーキングやジョギングの人と何人もすれ違いました。保育園が近付くと、元気に遊ぶ子どもたちの声が聞こえてきました。
 街道に出て信号を渡り、東田原の集落内へ。民家の間を縫うように続く細い道を南へ進み、工場や自動車学校のそばを進んでいきます。西原町の交差点に架かる歩道橋を渡り、線路沿いへ。シャッターチャンスを待つこと数分、特急列車が通っていきました。
 
【最後は線路沿いに桔梗が丘駅へ】
 
 あとはひたすら線路沿いを歩くだけ、と思いましたが、美旗方面から桔梗が丘方面に通じるルートのため、意外な交通量の多さに驚きました。同11時20分、ハボタンの植え込みが奇麗な桔梗が丘駅の東口に着きました。
 
 約8400歩を指していた歩数計を確認していると、伊勢志摩方面へ向かう特急「しまかぜ」が通過。時間と場所が少しずれれば撮れていたかと思うと、ちょっと残念な気もしました。
 
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