記者が実際に歩いてウォーキングコースを紹介する「てくてく歩記」。2007年には三重県名張市内の「おきつも名張 遊歩10選ウォーキングマップ」、2009年から2010年には三重県伊賀市内の「健康の道」13コースを紙面や動画で紹介し、好評を得ました。
 2012年の初頭を飾る今回は、番外編として1964年10月に廃止となった近鉄伊賀線(当時)の西名張駅から伊賀神戸駅へと至る廃線跡を歩いてみました。秘境駅ブームの次は廃線跡ブームになりますやら……。


西名張~八丁

 廃線となった64年に生まれた年男のちょいメタボのオヤジ記者。これも何かの縁なのかといざ、西名張駅跡となる西名張郵便局(三重県名張市木屋町)前の南町交差点をスタート。
 当時の西名張駅の敷地は現在の市保健センターの一部や名張産業振興センターアスピア、木津川上流河川事務所の敷地を含む広さがあったそうです。

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▲A・西名張駅構内の様子(1964年3月8日、山崎寛撮影)



▲B・名張公民館駐車場から東町方面へ向かう廃線跡

 市街地なので当時の面影はほとんど残っていませんが、名張公民館の駐車場から東町交差点へと至る地道が当時の路線跡。のんびりとした風景を抜け、交通量の多い交差点に立つと、当時の路線跡だと分かる道が東町集議所に向かって家並みを縫って走っているのが見てとれます。
 その東町集議所が「八丁駅」跡です。ここまで2132歩、出発から25分。

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西名張~八丁
 → 八丁~蔵持~西原
 → 西原~美旗新田~伊賀神戸

伊賀タウン情報YOU 第571号「帰ってきたてくてく歩記 番外編」より

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