署長 南幸輝
本年3月13日、伊賀警察署長に着任しました南幸輝です。「こうき」と読まれ、なかなか「ゆきてる」と読んでもらえないので、あえて振り仮名を付けました。
せっかくの機会を頂きましたので、伊賀警察署管内の治安情勢などについてご説明させて頂きます。
まず、犯罪情勢ですが、2022年中の刑法犯認知件数は、県下的には増加しましたが、伊賀署管内においては301件発生し、前年比で95件減少しています。
昨年の大きな事件としましては、5月に伊賀市上野忍町内で発生した暴力団員による拳銃発砲事件に関し、殺人未遂・銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で犯人を逮捕し、検察庁に身柄を送検しています。
特殊詐欺に関しては、22年中、3件発生(前年比6件減)し、総被害額は約160万円(同約3580万円減)でした。いずれも電話や電子メールで「保険金の払い戻しがある」だとか、「未払いの料金がある」などの甘い話や不安をあおる話で現金やキャッシュカードをだまし取る手口です。
次に、交通事故情勢ですが、昨年、人身事故は103件発生(同17件減)、物損事故は2253件発生(同69件増)となっており、また、残念ながら5人(同増減なし)の方が亡くなられています。
今年はラグビーワールドカップの年ですが、ラグビーのトライを許さんとする一直線に並んだディフェンスラインのように署員一丸となった体制をとって、伊賀市民を守り抜くよう、着任当日に署員全員に指示をしました。
管内の皆さまが安心してお住まい頂けるよう、治安向上に取り組む所存でございますので、引き続き警察活動に対するご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2023年4月22日付842号23面から
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