【児童サークル「歌舞伎踊りの会」の練習風景=名張市で】

 三重県名張市美旗町南西原の美旗市民センターを拠点に活動する児童サークル「歌舞伎踊りの会」(笠井陽子代表)。アットホームな雰囲気の中、子どもたちが和気あいあいと、練習を重ねている。

 文化庁の伝統芸能親子教室事業を継承し、2014年3月に結成された。現在は市内在住の園児から小学6年生までの男女10人が所属。日本舞踊の師範、藤間龍羽路さんの指導で第2、3、4土曜の午後1時から約2時間、稽古に励んでいる。

 普段着から浴衣に着替えての稽古は「気持ちが引き締まる」というメンバーたち。長唄など古典での練習が中心だが、歌謡曲に合わせて踊る「新舞踊」は気分も高まるそうだ。

 ほとんどが“遊び感覚”で始めたそうで、サークル活動を機に茶道を始めるなど、日本の伝統文化に興味を持ち始めたメンバーも多いという。

 年3回ほどある舞台発表では、「いろいろ経験できるように」と保護者らと一緒になって裏方も務めているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止に。今回、6年生にとって最後のお披露目舞台となる「歌舞伎踊りの会 舞初め」の開催が決まり、稽古にも熱が入る。

 舞台は2月13日午後1時から同センター多目的ホールで。観覧は無料。

 同会ではメンバーも募集している。

 問い合わせは同会の増田さん(0595・68・3554)まで。

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