ピアノの先祖とも称される打弦楽器「ハンマーダルシマー」の奏者、松浦(旧姓・鈴見)玲子さん(神戸市在住)と、朗読家の尾上(旧姓・小﨑)幸子さん(奈良市在住)によるコンサート「ふるさとにありがとう ことばとおとの贈りもの」が、11月3日に三重県伊賀市で開かれる。
ともに同市出身で、4学年違うが上野高校の同窓生。2年半ほど前、尾上さんが神戸市内で朗読のイベントに出演した際に松浦さんと知り合った。同郷の話題に花が咲き、交流が続く中で、「いつか一緒に、何かできるといいね」と思い描いてきたという。
ハンマーダルシマーは、台形のような木製の本体に、水平方向に張られた数十本の鉄弦を、指先で持つハンマー(ばち)でたたくことで音を奏でる。松浦さんは2023年秋、関西圏で活動するハンマーダルシマーのデュオ「れ・むぅ~」として伊賀で初めてコンサートを開いて以降、幾度か里帰りして演奏する機会に恵まれた。
伊賀で初舞台となる尾上さんは、朗読万葉歌や朗読検定の講師、キッズ・マナーインストラクター、絵本セラピスト、ナレーターなど、ひらがな表記の「おうえさちこ」として幅広く活動。「いつかは伊賀で朗読したい」と考えていた伊賀の民話「こじょろうぎつね」や、伊賀にちなんだ田丸雅智さんのショートショートから「いがの栗」などを披露する。
「3年前は懐かしい人たちに会えて、活動していく元気をもらえた」(松浦さん)、「外へ出てみると、伊賀の良さが分かった。今回は古里の人たちに感謝を伝えたい」(尾上さん)と思いを話す2人は「楽器の演奏と朗読が生み出す世界を、お客さんも私たちも楽しめるように」と意気込みを語った。
演奏体験も
コンサートは伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で午後2時から同4時まで。入場料は中学生以上2000円、小学生500円。当日はギターの加藤隆夫さんがゲスト出演。休憩時間にはハンマーダルシマーの演奏体験もできる。
問い合わせは、同ギャラリー(0595・22・0522)、または尾上さん(080・1402・4648)へ。






