三重県名張市蔵持町原出の田んぼで10月27日朝、国の特別天然記念物・コウノトリ1羽の飛来が確認された。連絡を受けて現場に駆け付けた日本野鳥の会三重会員の田中豊成さん(75)=同市蔵持町芝出=が撮影した。
田中さんは午前7時30分ごろ、近くの住民から連絡を受け、市立蔵持小近くの現場に駆け付けた。コウノトリは餌を探すようなしぐさを見せ、約1時間後に南東の方角へ飛び立った。
田中さんが市内でコウノトリを目撃するのは、2021年の赤目地区に続いて2回目。「普段は100キロも200キロも離れた場所に見に行っているのに、自宅から500メートルくらいのこんな近くで見られる機会はなかなかない」と、身近な場所への飛来に驚いていた。餌を探す様子には「朝から腹ごしらえしていたのでは」と話した。
兵庫県立コウノトリの郷公園によると、足環の写真から、この個体は今年4月5日に同県豊岡市の上野巣塔で生まれた。名張市への飛来前には、10月2日に和歌山県有田川町で目撃されていたという。






