三重県名張市美旗中村の英語講師、福森喜久子さん(61)が、9月14日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕するパデルのシニア世界大会「FIP SENIOR WORLD CUP 2026」に日本代表として出場する。新設された60歳以上女子の部に挑む予定で、同部門には26か国から選手が参加する。
パデルはメキシコ発祥とされるラケット競技。強化ガラスと金網で囲まれた、テニスの約半分の広さのコート内で、ダブルスを基本にプレーする。壁にボールを当てて返せるのが特徴で、テニスとスカッシュの要素を併せ持つ。愛知県で今秋開催されるアジア競技大会では、正式種目として初採用された。
大学時代にテニスを始めた福森さんは、2018年にスペイン人ヘッドコーチのアルベルト・フェルナンデスさん(52)が市内に設立したパデルスクールに入門した。
サーブやディフェンス、パワーを武器に実力を伸ばし、23年11月に全国大会で優勝。翌年、世界大会に出場し、開催国スペインやアルゼンチンといった強豪国と対戦し、17位となった。
今年5月に兵庫県尼崎市で開かれた「全国ベテランパデル大会」では、渋谷奈緒美さん(58)=西宮市=とペアを組み、55歳以上の区分で優勝。今大会への出場権を手にした。
「限界作らない」
「壁を使うので、スピードやパワーよりも技術や戦術が求められる。奥が深く、子どもからお年寄りまで楽しめる」と福森さん。チームでは「挑戦に年齢という限界を作らない」との思いを共有している。
現地までのフライトは約30時間。南半球のため日本とは季節が逆で、12時間の時差もある。「怪我なく、病気なく、紛失なく」を心掛け、コンディションを整えている。
「前回は出場できたこと自体がうれしく、『まずは1勝』が目標だった」と振り返る福森さん。2回目の今回は「勝ちにこだわり、より良い成績を残したい」と意気込みを語った。








