【千本ぎねでついた餅を掲げる元頭村のメンバー=伊賀市島ヶ原で】
春を呼ぶ行事として知られる観菩提寺正月堂(三重県伊賀市島ヶ原)の「修正会」で供物にする餅を千本ぎねでつく「大餅つき」が2月9日、行事に携わる講の一つ「元頭村」の頭屋宅で行われた。講のメンバーは「エットエトー」という掛け声とともに、つき上げた餅を頭上高く掲げた。
前日からの積雪が残る中、講のメンバーら十数人が午前8時ごろに頭屋の増永有一さん(52)方に集まり、庭先に置いた木のうすの周囲にしめ縄を張った。同9時30分ごろ、最初に蒸し上がったもち米をうすに移し、千本ぎねで小気味良くついていった。この日は講員らが食べる分なども含め計31升分のもち米をついた。

半切に入れて固めた餅は、3升から7升までサイズの異なる5つの円柱状に仕上げ、11日午後の「大餅会式」(練り込み)で、シュロの繊維を編んだ鬼頭、ヤナギの枝に餅を付けた成花などの供物とともに正月堂に備えられる。
最初の餅をつき終えた増永さんは「ようやく今年も祭りが始まったな、という気持ち。今年も家族や講員の皆が健康に過ごせる一年になってほしい」と話していた。
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