【「安全安心まちづくり宣言」をするアンシンダー=名張市夏見で】

 三重県名張市夏見のベルウイングアリーナで11月27日、「年末の交通安全県民運動(12月1日から10日)」と「年末警戒(12月1日から26日が集中期間)」の合同出動式があり、名張署員や関係団体のメンバーら約100人が参加した。

 式で、同署の安達一人署長は10月3日に市内の国道で発生し5人が死亡した軽乗用車横転事故など管内の交通事故発生状況に触れ、「憂慮するべき状況」と述べた。特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の増加などにも触れた上で、「金融機関やコンビニなどの警戒の他、広報啓発、街頭パトロール、交通指導取り締まりを強化し、犯罪、交通事故の抑止を図り、住民の皆さまの安心感を醸成してまいりたい」とあいさつした。

 同市のローカルヒーロー「アンシンダー」は、安達署長の前で「安全安心まちづくり宣言」をした。その後、パトカーや白バイなどが関係者に見送られながら街頭活動に出発した。

 同署によると、管内で今年発生した交通事故は11月26日現在で総件数が1813件(前年同期比59件減)、人身事故48件(同12件減)。交通事故による死者は5人(同2人増)。

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