【箕曲小での夏祭りに出演した角田さん(後列右)ら=名張市で】
家族4人で息の合ったパフォーマンス
「三重のシャボン玉おじさん」として3年前から県内外でシャボン玉パフォーマーの活動をしている、三重県名張市瀬古口の会社員、角田航太さん(36)。現在は、活動に賛同した弟や長女、更には8月から長男も地元の祭りで加わり、「角田ファミリー」として、にぎやかで元気なパフォーマンスを披露している。

メンバーは、弟で会社員の洋介さん(34)、長女で箕曲小3年のひなたさん(9)、長男で同小1年の旭さん(6)の4人。当初は3人とも角田さんの活動に興味を示していなかったというが、ひなたさんが通っていた幼稚園で披露したところ、余程うれしかったのか、ひなたさんが1年前に「一緒にやりたい」と言い始めたという。
パフォーマーとしての自覚
「適当ではできないよ」と諭しながら、練習の他、話し方や人との接し方など、パフォーマーとしての自覚を持たせたという角田さん。同じくして洋介さんも、手先の器用さを生かして作ったシャボン玉の道具を観客にほめられことで楽しくなったそうで、パフォーマーとしてひなたさんともどもデビューした。
姉の影響で「僕もやりたい」と始めたのが旭さん。今夏、地元の箕曲小を会場に開かれた夏祭りでのデビューを目標に、練習を開始した。旭さんは緊張で1週間くらい寝不足だったというが、4人による当日のパフォーマンスは圧巻で、旭さんも「楽しかった」とニッコリ。

家族で過ごす時間増え「世界が広がった」
北海道、関東など遠方からも依頼があり、著名人との共演など、公演の規模も大きくなってきたというが、軽トラックに荷物を積み、家族で現地へ向かう。角田さんは「家族で過ごす時間が増え、共通の目標もでき、世界が広がってきた。全国的にも家族で披露しているのは珍しく、これからも多人数でやるからこそできる広がりや、息の合ったパフォーマンスを届けていきたい」と話した。
角田ファミリーは今後、9月27日に津市である「津夏祭り」、10月12日に名張市内である「隠街道市」でのパフォーマンスを予定。活動はインスタグラム(@shabondama_nabari)でも紹介している。