【作品を紹介する山本さん=名張市梅が丘南で】
三重県名張市梅が丘南の日本画家、山本實さん(73)の作品展「ヤマモト實展 絵になる最初・夢のかけら」が、9月20から28日まで伊賀市上野丸之内の「ギャラリー是空」で開かれる。入場無料。
支援学校の教員として在職中から日本画を描き続け、退職後は大阪、奈良、松阪で個展を開くなど、精力的に活動してきた山本さんの伊賀での個展は3回目。これまでと同様に日本画作品もあるが、新たにパステル、水彩、アクリル、色鉛筆、木炭などの画材を用いた作品も登場する。
原点に立ち返って
「絵になる最初」に着目したという山本さんは、目の前にあるモチーフや夢想したものの形や色、イメージなどから絵に入り、「原点に立ち返って描いている」という。
今回は、彫像をアレンジして採り入れ、ピエロやサーカスなど夢のある世界を描いた「眼をとじて」(縦30センチ、横21センチ)や、パリの蚤の市で買った古いカードを傍らに配した「天蓋のひまわり」(縦64センチ、横39センチ)、以前訪れたという「ヴェネツィア」(縦約22センチ、横35センチ)などが並び、日本画も合わせ大小30点ほどを展示予定。
山本さんは「日本画もあり、パステル画のように今までとは違った趣向の作品もある。楽しんで見ていただけたら」と話した。
時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。
問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)へ。
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