【ゲームに登場する国道165号。画面はゲーム内の同じ地点=名張市蔵持町原出で】

 バイクで三重県内を巡る旅アドベンチャーゲーム「風雨来記(ふうらいき)5」が7月31日、日本一ソフトウェア(本社・岐阜県各務原市)から発売される。伊賀市と名張市を含む県内各地が作中の舞台として登場する。

 同シリーズのコンセプトは「旅に出たくなるゲーム」。プレーヤーはバイクで各地を巡り、そこで感じた魅力を記事として記録する。

 北海道、沖縄、岐阜と舞台を変えながら続いてきたシリーズ最新作は、岐阜の隣県・三重が選ばれた。シリーズ最多となる100か所以上の観光スポットが登場し、プレーヤーは自由に県内を走り回って景勝地や文化に触れる旅を楽しめる。

 360度カメラによる実写映像と、リアルなバイクのエンジン音が融合し、本物のツーリングさながらの臨場感を演出する。キャラクターとの関係を深めるも良し、一人旅に没頭するも良し、旅のスタイルはプレーヤーの自由だ。

伊賀市内のゲーム画面(同社提供)

 伊賀地域では、忍者に加え、伊賀上野城や伊賀牛、赤目四十八滝といった地元の魅力が登場する。開発に当たって地域を取材した企画担当者は「忍者だけでなく、伊賀牛が強く印象に残った。赤身の旨みを感じ、松阪牛と異なる味わいがあって興味深かった」と語る。

 名張市の部分は赤目四十八滝渓谷保勝会の協力により、水族館の写真などの資料提供を受けて制作された。「ボリュームたっぷりに仕上がったので、ぜひ遊んでほしい。身近な土地をゲームで巡るのも楽しさがある。プレイを通じて三重の魅力を再発見し、実際に訪れてもらえたらうれしい」と話した。

ゲーム内の赤目滝水族館(同)

 対応機種はニンテンドースイッチ、プレイステーション4及び5で、価格は税込み7920円。公式サイトでは動画なども公開されている。

ゲームのパッケージ(同)

読者プレゼント

 読者1人に「風雨来記5」(ニンテンドースイッチ版)のプレゼントがある。希望者は、はがきに住所、氏名、電話番号を明記し、「〒518‐0729名張市南町834の1 伊賀タウン情報YOU風雨来記5係」へ送付する。ファクス(0595・62・1550)、電子メール(you-h@iga-younet.co.jp)でも可。7月18日必着。

- Advertisement -