【4品を作り終え集まった「いが料理クラブ」の会員ら=伊賀市】

 シニア世代の社交場や同じ趣味を通じた地域コミュニティとして注目されている男の料理教室で、三重県伊賀市内に30年以上続くグループがある。「いが料理クラブ」は初心者からベテランまで会員同士の会話や情報交換も活発で、JAいがふるさとの農産物直売所「とれたて市ひぞっこ」(平野西町)で毎月第3金曜に活動している。

 元々は旧上野市の公民館事業として始まり、その後は前会長で同市大谷の樋口淳一さん(92)が中心になって自主活動として再スタートさせた。対象は60歳以上で、現在は20人が加入している。

 献立は季節や旬の食材を使った料理が多く、講師を務める伊賀市食生活改善推進協議会上野支部「にんじんクラブ」の会員が手順や材料を書いたレシピを参加者に配布。4、5人のグループに分かれて調理している。

レシピを見ながら調理する会員ら=同

 2月20日は13人が参加し、主菜の煮込み料理「鶏肉のバスク風」と副菜の「ジャガイモ・シソ炒め」、「コマツナとサクラエビの和え物」、「ショウガとキノコのすまし汁」の計4品を作った。試食後は最適な具材の大きさ、煮込みや炒めの時間についての意見交換もあった。

 習った料理を自宅でも作り、家族に振る舞って感想を聞くという参加者も少なくないそうだ。友人に誘われて昨年4月から参加している同市上野農人町の早瀬晴信さん(73)は「失敗もあるが、楽しい」とフライパンを振りながら話した。

 現会長で同町の濵田孝洋さん(77)は「皆で和気あいあいと調理を楽しむ人、真剣に料理と向き合う人などさまざまだが、いつも活気に満ちている。本格的に包丁を握るのは初めてという人も多い。もっと仲間が増えれば」と、輪の広がりを期待する。入会費1000円、参加費毎回1000円。

 問い合わせは濵田さん(090・3166・6836)へ。

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