【後半途中出場で見せ場を作ったくノ一のFW松田(中央)=伊賀市小田町で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は3月22日、三重県伊賀市小田町の上野運動公園競技場で今季のホーム開幕戦を迎え、昨季リーグを制した朝日インテック・ラブリッジ名古屋と対戦。前半に先制するも、後半にPKを与えて追いつかれ、終了間際に得たPKを決めきれず1-1で引き分け、前週のリーグ開幕戦に続いてドロー決着となった。

 くノ一は前半20分ごろまで、GKへボールを下げる機会が続くも、守備からチャンスをうかがう。23分、右サイドのコーナーキックから、最後はMF渡邊凜がゴール前に詰めて先制。その後もMF竹島加奈子、MF桂亜依らも積極的にゴールを狙うが追加点は生まれず、アディショナルタイムの相手のコーナーキック2本をしのいで1点リードで折り返した。

前半23分に先制ゴールを決めたくノ一のMF渡邊(右端)=同

 後半は相手にボールを回され、再三ピンチを迎えるが、ゴール付近で守備陣が踏ん張る。しかし後半35分、DFが治療でピッチ外に出て1人少ない状況で右サイドの突破を許し、与えたPKを決められた。追いつかれたくノ一は、前線にFW児野楓香、FW松田吏真らを投入し加点を狙う。終了間際、右サイドを突破して倒された松田が自らPKを蹴るも、相手GKに阻まれた。

 試合後、くノ一の永井良明監督は「勝ちたかった。攻められてもホームの皆さんの声援のおかげで守ることができ、少ないチャンスをものにして先制したが、勝つことができず選手たちも私も悔しい」と振り返った。渡邊は先制点について「こぼれ球が来たら決めるだけ、と思った」と語り、「今年は特に、自分が決めなければという意識が高くなった。次もホーム戦なので、今度は勝ちたい」と話した。

試合を終えた選手たちに声援を送るスタンドの来場者ら=同

 この日のホーム開幕戦は伊賀・名張市民が入場無料となり、約550人が観戦した。

 開幕2戦を終え、くノ一は勝ち星なしの2分けで、12チーム中6位。次戦は3月29日午後1時から、同じく上野運動公園競技場で首位の静岡SSUボニータと対戦する。

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