【大橋社長を中心にマスコットのフクロウを紹介する三重営業所の金田さん(右)と福澤明依さん=伊賀市緑ケ丘東町で】
生産財の総合商社として今年、創業77年を迎える原口機工株式会社(本社・大阪府和泉市)。創業以来、南大阪の泉州エリアを中心に発展し、2013年に三重県伊賀市上野茅町に三重営業所を開設。19年に現在の同市緑ケ丘東町に移転し、伊賀地域を中心に、北勢地区や滋賀県南部へ商圏を広げてきた。同社の大橋正彦社長(42)と同営業所課長の金田章代さん(45)に話を聞いた。

同社が扱う商品は、ねじ1本から数億円もする生産設備までのあらゆる生産財で、数十万品種に及ぶ。鉄鋼、化学、機械、医療、食品など取引先もさまざまで、要望に基づき多くの仕入先から最適な商材を選び、迅速に届けている。
最近は製造現場の人材不足もあり、自動化やロボット化に対応する生産設備への更新や導入のニーズが増えており、専門家とともに取引先を訪問し、提案する機会も増えているという。
現在、同社の従業員は同営業所の3人を含めて39人で、昨年度の売り上げは32億円。大橋社長はコロナ禍初期の19年にトップに立ち、激減した売り上げを3期目で持ち直し、以降4期連続で過去最高の売上額を記録し、販売をけん引してきた。
女性の役職者も増加
大橋社長は「競合他社が多い上に取り扱う商品に大きな差がない。強みになるのは、社員の提案力と人間的魅力しかない。コロナ禍の時期こそ社員教育に力を入れるべきと考えた」と振り返る。
営業所のオープニングスタッフでもある金田さんは「今一番求められているのは、お客さまが何を欲しているかを知る力と提案力。得意先が時間・スピードを優先されるのか、価格・安さを求めておられるのかが案件ごとに違うので、そこを察知する能力が一番必要だと思う」と話す。
営業所の商圏内に30から40社ある得意先を計画的に、優先順位を決め、女性ならではのきめ細かな心配りで巡回し、信頼関係を築いている。

10年ほど前から「女性活躍」を掲げている同社には、女性の役職者も増えているという。「目標、目的が明確になった時、そこに向かって頑張る懸命さと機動力は女性の方が優れていると思う」と話す大橋社長。金田さんは「この業界は男性中心の社会だが、微力ながらそうした中で女性活躍のロールモデルになれるよう頑張りたい」と意欲的だ。
同社のマスコットキャラクターは、3年前に金田さんらが発案してできたフクロウだ。首が270度ほど大きく回ることで、目利きや気配りができる象徴であるフクロウのように「周囲に目を光らせ、知恵と洞察力を駆使しながら多くの方々に会社の魅力を発信していきたい」と話している。
三重営業所では今後人員を増強し事業拡大を目指している。大橋社長は「営業経験は要らない。男性、女性を問わず20から40代の若い人材を募集している」と話している。
問い合わせは同営業所(0595・26・4158)まで。















