【練習に汗を流す赤目中のチームのメンバー=名張市箕曲中村で】

 12月26日にオンラインで開かれる「第13回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」に、伊賀地域から名張市立赤目中と伊賀市立霊峰中の2校が出場する。指導者の2人は夫婦で、それぞれの学校で生徒の挑戦を支えている。

 同コンクールは、文部科学省が現代的なリズムのダンスを学級や部活動単位で発表する機会を提供するもの。

自由な振り付けで 名張・赤目中

 赤目中は昨年に続き2度目で、3年1組の33人が「自由振付曲」部門に出場する。予選を突破した17チームが出場し、こっちのけんと作曲「はいよろこんで」の楽曲に、出場校が自由に振り付けをして競う。

 同中は昨年、「規定曲」部門で2年1組が全国に進んだ。今年は3年の3クラスが予選に応募したが、1組のみが予選を通過した。

 1組の井上明日葉さん(15)は「約2分間の曲を、時間を区切ってそれぞれ分担を決め、オリジナルの振り付けを考えた。振り付けによっては口ずさんだり、いろいろな表情を作ったりしながら演技している。3位までに入賞したい」と話す。

 指導する相樂有希教諭は「笑顔で踊るリズムダンスはクラスの雰囲気を明るくし、結束を深める効果がある。全国への挑戦が皆の良い思い出になれば」と話している。

練習の成果と元気さで切符 伊賀・霊峰中

 霊峰中は今年、2年の2クラスが挑戦し、B組の25人が「規定曲」部門で全国への切符をつかんだ。同部門には22チームが出場する。課題曲は上地雄輔作曲「僕の運転手、僕。」で、同中では8人のダンス委員を公募し、9月からの授業で本格的な練習を始めた。

 同委員の森田彬仁さん(14)は「夏休みの間に各自が練習してきたものを、9月からの授業で仕上げていった。振り付けが完璧でない部分は、元気さで補っている」と笑顔で話す。

 指導する相樂慧教諭は「ダンスが教科の必須になり、何らかの目標があったほうがいいと考え、昨年から全国大会への出場を目指して取り組んできたのでうれしい。楽しんでチャレンジしてほしい」とエールを贈る。

霊峰中のチームのメンバー=伊賀市で

 当日は大会公式サイト(https://fureai-dance.com)でライブ配信があり、出場チームが事前に提出した映像と出場者のコメント、審査の模様などを紹介する。中学生部門は午後からの予定。

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