【墨友会のメンバー】
墨の濃淡や筆致の勢いによって奥行きや立体感などを表現する水墨画を楽しんでいる上野水墨画教室「墨友会」の作品展が、11月28から30日まで、三重県伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀5階で開かれる。入場無料。
発足43年目を迎える同会には現在、60代から80代まで、経験も3、4年から30年のベテランまで、13人が所属。講師の横山孔彦さん(86)の指導で、毎月第1、3金曜の午後1時30分から同4時まで、同市緑ケ丘東町の上野東部地区市民センターで練習している。
作品展には6号を中心に、色紙、短冊、10号サイズなど50点ほどが出品される。画題は自由で、花鳥風月などを描いた力作が並ぶ。
24年前に作品展を見て「すっかり魅了された」という中森ふく子さん(81)は「ひと筆の中に墨の濃淡を表現するのは、何年経っても難しい」と話す。今回は風景、人物、花などをテーマに5作を出展する予定で、「先生のお手本を参考に、これからも大好きな水墨画を描き続けたい」と笑顔で話す。
横山さんは「薄墨に濃い部分を調墨して濃淡を出すのが基本。和紙の種類によって、かすれ、ぼかし、にじみ具合が変わってくるのも水墨画の面白さであり魅力」と、その奥深さを説明する。
作品展は午前9時(28日は午後1時)から午後5時(30日は同4時)まで。
同会では現在、会員を募集している。「筆や墨などの道具選びから丁寧に教えてくれるので、初心者の方も気軽にどうぞ」と呼び掛けている。
問い合わせは漆谷さん(090・7611・3511)まで。
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