【コンサートに向けて練習するメンバーの皆さん】
発足30周年を迎える女声合唱団「コーラス百合」が、11月23日午後1時30分から三重県名張市百合が丘西5のサービス付き高齢者向け住宅「百合ヒルズ」イベントホールで記念コンサートを開く。入場無料。
現在は60代から80代の女性16人が所属し、毎月第1、2、3水曜の午前10時から2時間、百合が丘市民センターで練習。5月の音楽会や秋の市民センター祭りなどで歌声を披露している。
演奏会は3部構成で、第1部は星野富弘さん作詞の合唱組曲「母の手」を歌う。5つの小曲から成り、音楽に合わせてナレーションや映像を入れながら心を込めて歌い上げる。
体育教員だった故・星野さんは24歳の時、クラブ活動の指導中に事故のため首から下の自由を失った。しかし母の力を借りながらペンを口にくわえ、生命力あふれる詩と絵を創作し続けた詩人だ。
第2部は「女声合唱のためのヒットメドレー」で、「ゴンドラの唄」「東京ブギウギ」「愛燦燦」など8曲を、第3部では小林秀雄さん作曲の合唱曲集「落葉松より」を歌う。ピアノは一ノ瀬薫さん。
指揮する藤森唯史さんは「コロナ禍で人数が減った時もあったが、それを乗り越えて演奏会を開けるのはうれしい。詩の心、作者の気持ちを表現するよう指導している」と話す。代表の井前節子さんは「演奏会ではおなじみの曲も多いので、ゆっくり楽しんで」と呼び掛けている。
問い合わせは井前さん(090・3389・6375)へ。
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