【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は11月5日、警察官をかたる特殊詐欺で名張市の30代男性が2400万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
同署によると同月4日午前10時ごろ、男性の携帯電話に「+」から始まる国際電話の番号で京都府警捜査二課の警察官を名乗る男から電話があり、「あなたの口座が資金洗浄に使われている」などと言われた。次に大阪府警捜査二課の警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものなどを示され、「あなたの暗号資産が犯罪資金で購入されたものではないと証明する必要がある。調査後返金する」などと言われた。男性は指示されるまま暗号資産のビットコインを指定されたアドレスに送信し、だまし取られた。
その後、不審に思った男性が職場の上司に相談したところ、「詐欺じゃないか」と指摘された。男性が同署に申告し、被害が発覚した。
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