【全国大会を控える浅川さん(左)と森木さん】

 2本の縄を使って跳びながらダンスやアクロバットを行い、そのスピードやテクニックを競う競技「ダブルダッチ」。その中でも、1対1で技を競う15歳以下の全国大会に、三重県伊賀市から2人が出場する。

 2人は市内のダブルダッチ教室に通う上野南中2年の浅川永和さん(14)と上野東小4年の森木駿さん(9) 。

 浅川さんは格好良さに引かれ、小学3年から始めた。習っていたダンスの影響もあり、音楽に合わせた動きを作り出す「音ハメ」が上手で、普通は8ビートで縄が回るところを、16ビートの2倍速で跳ぶ技「ハリー」を得意とする。

 昨年も全国大会に出場したが、初戦で敗退。悔しい思いを糧に、技を磨いてきた。8月に沖縄であった大会で優勝し、出場を決めた。

 小学2年から始めたという森木さんは、9月にあった三重県予選に参加。年上の参加者が多い中、胸を借りる思いで飛び込んだところ、上位入賞に輝き、全国切符を手にした。

 教室では反省点をメモに取って次につなげるなど、真面目に取り組む努力家だ。「他の人が思いつかないような」ダンスや動きが強みだという。

 全国大会の「U‐151on1 DOUBLEDUTCH BATTLE freely JAPAN FINAL 2025」は11月3日、大阪府高槻市で開かれる。

 浅川さんは「昨年は悔しかったので、今年は優勝して日本一を目指したい」、森木さんは「周りの選手よりバトル経験が少ないので、いっぱい練習して仲間たちの思いを背に戦いたい」と抱負を語った。

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