【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は10月15日、警察官らをかたる特殊詐欺で名張市の20代女性が現金100万円相当の暗号資産をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
同署によると同月14日昼過ぎ、女性の携帯電話に末尾が110の番号から電話があった。女性が出ると、岩手県警の警察官を名乗る人物から「詐欺事件の犯人を捕まえたところ、あなた名義のキャッシュカードが見つかった。共犯者として取り調べをする必要がある。極秘捜査であるから、口外すれば情報漏洩の罪になる」などと言われた。次に警察官を名乗る別の人物からLINEのビデオ通話で警察手帳のようなものを示され、「無実を証明するために資産調査をする」などと言われた。
更に検事や事務官を名乗る別の人物からも指示を受け、暗号資産取引所のアカウントを作成。暗号資産を指定されたアドレスに送信し、だまし取られた。
その後、不審に思った女性が同署に相談し、被害が発覚した。
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