【記念入場券の台紙を手にする姫子松駅長=名張市平尾で】

 名張、伊賀神戸など、三重県伊賀地域にある近鉄大阪線の7駅の開業から95年を迎えたことを記念し、近鉄が10月から記念入場券の販売を始めた。硬券タイプの入場券を付けた台紙には、新旧の駅舎や往時の電車の写真も印刷され、歩んできた歴史を垣間見ることができる。

 大阪線が榛原以東に延伸した1930(昭和5)年10月に赤目口、名張、美旗、伊賀神戸、同年11月に青山町(当時は阿保)、同年12月に伊賀上津と西青山が次々に開業。桔梗が丘は後の団地開発に伴って64年に開業している。

 記念入場券は7駅各1枚のセットで、価格は税込み1260円。A5サイズの台紙は新駅舎、旧駅舎バージョンから選ぶことができ、各200セット準備している。名張駅東口の出札で午前5時半から午後11時20分まで販売する。販売期間は12月30日までだが、無くなり次第終了。

 各駅を管轄する名張駅の姫子松伸浩駅長は「どんな年代の方にも楽しんでもらえると思う。ぜひ手にして」と期待を込めて話した。

 問い合わせは名張駅(0595・63・0269)まで。

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