【こぼれ球に反応し先制のシュートを放つくノ一MF渡邊(右)=伊賀市小田町で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の18節4試合が9月14日、三重県伊賀市小田町の上野運動公園競技場などであり、2位の伊賀FCくノ一三重は4位のヴィアマテラス宮崎と激しい打ち合いの末、3‐3で引き分けた。

 試合は前半7分、くノ一が左サイドから上げたクロスを相手GKがキャッチしきれず、こぼれ球にMF渡邊凜が反応して先制。リードを守り切るかに見えたが、44分にコーナーキックから失点し、試合は振り出しに戻った。

この日の試合で今季10点目を決めたくノ一FW神谷

 後半4分には、左サイドで渡邊からMF増田玲那へとつなぎ、最後はFW神谷千菜が押し込んで3試合連続ゴールとなる今季10点目を決めた。更に19分には神谷からのクロスに渡邊が頭で合わせ、この試合2点目を挙げた。しかしくノ一は流れをつかみ切れず、32分と33分にカウンターなどで立て続けに失点。勝ち点3を逃し、前節に続いての引き分けとなった。

 試合後、MF常田麻友キャプテンは「攻めていた分、カウンターで失点してしまい、もったいない試合になった。課題を克服し、必ず勝利を届ける」と話した。

 くノ一の通算戦績は18戦9勝6分3敗。次節は21日で、同じ上野運動公園競技場で愛媛FCレディースと対戦する。

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