【ポスターを手に来場を呼び掛ける冨森さん】
奈良市に住む夫婦の実話を基にした映画「35年目のラブレター」(2025年公開、120分)の上映会が9月13日、名張市松崎町のadsホールで開かれる。物語のモデルとなった西畑保さん(89)を招いたトークショーも開かれる。

映画は、学校に満足に通えず読み書きができなかった西畑さんが、定年退職後に夜間中学に通って学び、長い奮闘の末に妻にラブレターを書くストーリー。夫婦役を笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんが演じた。
上映会の企画担当の冨森康太郎さん(23)が6月に映画を鑑賞し、成長していく主人公の姿に感動。「西畑さんと会ってみたい」と考え、過去に奈良市内で講演会を開催した担当者を通じて本人と連絡を取り、トークショーが実現した。
上映は午前10時からと午後2時からの2回。チケットは前売り券が900円で、同ホールと伊賀市の岡森書店白鳳店で購入できる。当日券は1000円。計約1100席で、全席自由。
西畑さんのトークショーは、1回目の上映後と2回目の上映前にあり、各15分間の予定。9月13日までは、映画や奈良を紹介するパネル展示や、4月に開校した夜間中学・三重県立みえ四葉ケ咲中(津市)の紹介展示も同ホールで行っている。
問い合わせは同ホール(0595・64・3478)まで。
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