【グラウィスのメンバー】
三重県名張市を拠点に活動する小中学生のヤングバレーボールクラブ「グラウィス」(西川祐貴監督)が、伊勢市で開かれた「三重県ヤングクラブバレーボール選手権大会」の男子の部で初優勝した。9月にある全国大会へ初出場する。
同クラブは「地元でバレーボール人口を増やしたい」「見ている人に感動を与えよう」を目指して2019年に創立。現在は児童生徒男女83人が所属している。
創部1年目に県大会で準優勝に輝いたものの、以降は3位の壁を越えずにいた。今年6月中旬にあった大会は全国大会への予選も兼ねており、県内7チームが競い合った。グラウィスは決勝まで1セットも落とすことなく順当に勝ち進み、決勝で北勢地区の「ラークス」と対戦。昨年は準決勝で対戦し、敗れたチームだ。
試合途中、キャプテンでエースの栗栖一貴さん(大山田中3年)が負傷し、急きょ、初出場の中1のメンバーがコートに立つことになるというアクシデントに見舞われた。しかし、すぐに気持ちを切り替えたといい、固い結束力で乗り切り、接戦を制した。
「仲間とボールをつなぐのが魅力のバレーボール。今年は、粘り強いチーム力が特徴」と話す西川監督。9月20、21日に大阪府と和歌山県で開かれる全国大会では「全国の舞台を思い切り楽しめるよう、一丸となって戦う」と栗栖さんも力強く語った。
同クラブでは活動情報を公式インスタグラム(@Gravis Mie)で発信しており、メンバー(初心者可)も募集している。
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