【首位との一戦で決勝点を決めたくノ一FW神谷(左)=鈴鹿市で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は8月31日、鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で首位の朝日インテック・ラブリッジ名古屋と対戦し、1‐0で勝利した。残り6試合の中、2位のくノ一は勝ち点差を5に縮め、逆転優勝への望みをつないだ。

 2か月あった中断明けの初戦で、くノ一が大事な一戦を制した。決勝点は後半43分、FW神谷千菜がDF秦美結のフリーキックを頭で合わせ、リーグ最少失点の名古屋ゴールをこじ開けた。

 試合後、MF常田麻友は「自陣から球をつないで保持する名古屋の戦術に対し、前半は準備してきた積極的な守備ができず、出足が遅れた。後半は修正でき、最後は得点につなげられたのでよかった」と振り返った。

 2023年までプレーしていた古巣から今季8点目を奪った神谷は「皆で勝ちにいこうと気持ちを一つに戦えた。前半は好機を決め切れず、申し訳なさを感じていたが、自分が点を取るという気持ちは持ち続けていたので、最後はゴールにつながったと思う」と勝利を喜んだ。

 次節は7日で、東京都調布市のAGFフィールドでスフィーダ世田谷FCと対戦する。

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