【来場を呼び掛ける古川さん(提供)】

 日本とベトナムの外交関係樹立50周年を記念して制作されたオペラ公演の映像「アニオー姫inCINEMA」が8月23日午後1時30分から、三重県伊賀市西明寺の市文化会館で上映される。

 同作品は、17世紀初頭を背景にベトナム王女玉華姫(アニオー姫)と日本の貿易商、荒木宗太郎の国を越えた愛の物語。2023年に絶賛された東京公演を撮影、編集した。

 統括プロデュースを務めるのが、同市佐那具町出身でベトナム在住7年、日本とアセアンをつなぐ交流事業に取り組む古川直正さん。今回、同作品のミュージカル化決定を受け、記念上映会第1弾として、伊賀での開催が実現した。

 上映時間は約2時間15分。8割がベトナム語、2割が日本語で、両方の字幕も出る。また、上映後は、荒木宗太郎役のテノール歌手、小堀勇介さんによるアリア特別歌唱もある。

 「ベトナムの人、ベトナムの人と働いている人、音楽好きの人、歴史好きの人たちには特に見ていただきたい」と語る古川さん。「『ヘンガップライ(またね)』は自分が好きなベトナムの言葉。ぜひ、足を運んでいただき、これを機にベトナムに興味を持ってもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 料金は税込み一般2000円、学生(小学生から大学生)1000円。未就学児入場不可。同会館、青山ホール(阿保)と電子チケットサービス「テケト」(https://teket.jp/5744/51584)で販売している。

 問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

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