【賞状を手にする成瀬さん】

 5月に三重県鈴鹿市で開かれた、県内4大流派がそろう県少年少女空手道選手権大会の「形の部」「組手の部」で上位入賞を果たした、名張市立桔梗が丘小5年の成瀬義翔さん(11)。8月21日から東京武道館で開かれる全国大会の「組手の部」に県代表として出場する。

 先輩に憧れ、年長のころに空手を始めた成瀬さんは糸東会に所属し、早くから同会で頭角を現した。4大流派合わせた昨年の同大会では、あと一歩で全国出場を逃し、悔しい思いをしたという。

 再挑戦に懸けた今年は、ステップやフットワーク、技のコンビネーションの練習を強化。「練習は裏切らない」「感謝の気持ちを大切にする」ことを胸に、さまざまな強化練習に参加し、実践で技を磨いてきた。3月には糸東会の日本代表に選ばれ、世界への挑戦権をつかむなど、実力を上げている。

 「今回は最高峰の4大流派の全国大会なので、糸東会の日本代表として、一戦一戦頑張りたい」と話す成瀬さん。父の義尚さんも「今後、親子二人三脚で世界の舞台で活躍できるように努力を重ねたい」と話した。

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