【稲森市長(左)に提言書を手渡した赤堀議長=伊賀市四十九町で】

 三重県伊賀市議会の赤堀久実議長は8月8日、「病院・医療等のあり方特別委員会」でとりまとめた、市立上野総合市民病院(四十九町)の早期建て替えなどを盛り込む提言書を稲森稔尚市長へ提出した。

 市議会事務局によると、同特別委は7人で構成し、今年2月から7月までに計5回開催。同病院や市消防本部、市医療政策課への聞き取りを基に議論を重ね、7月末に提言内容を赤堀議長へ報告していた。提言事項は以下の通り。

▽上野総合市民病院の計画的かつ早期の建て替えの推進▽必要な診療科目への公的関与と民間医療機関との連携強化▽広域的かつ地域完結型医療の両立に向けた連携強化▽医師など医療人材の確保と支援策の充実

 提出後、同特別委の市川岳人委員長は「持続可能で安定的な医療体制づくりに市として責任を持って取り組んでいただきたい」と述べ、稲森市長は「承知しました。ありがとうございます」、宮崎寿副市長は「双方の課題として共有したい」と返答した。

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